がん検診の案内から色々感じたこと

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がん検診の案内が届き、

それを無視するには不安がよぎる歳になってきた今日この頃。

国民の健康を気にかけてくれる制度のある日本、すごいなと思います。

自分の健康を振り返る機会になりますし、

こういう日本の保険制度の良いところを、

それにより助かっている命があることを沢山ニュースで取り上げてほしいなと思います。

 

私の母も、40代の頃、健診で初期の癌が見つかり1週間の入院で完治しました。

その事をアメリカのホームスティ先のお母さんに話したら、

「良い制度ね、アメリカにも欲しいわ!」と言われました。

高校生だった私が、慣れない外国で日本の良さを誇りに思った最初の出来事です。

 

その後、オバマ前大統領が日本のような保険をアメリカに導入しようとしましたが、

紆余曲折して完成には至りませんでしたね。

確かに、保険料も高いし、現在我が家で支払っている保険料も

健康な私たち夫婦にとっては少なくない出費に感じてしまうのですが。。。

 

人は誰でも、自分では何もできない赤ちゃんの状態で生まれ

人の助けが必要になる老人となり死んでいきます。

 

健康な赤ちゃんだって、両親が病弱だったりしたら健康を維持するのは難しいですし

怪我も病気もしないで人生を全うできる人っていないと思うのです。

 

そう考えると、

いつでもお医者さんにかかれる安心感の中で成人できる時代に生まれた事は本当にありがたい。

無事に大人になったので、助けが必要な人のために今は社会保険料を払おうと思うのです。

 

ただ、税を納めている労働人口が年金を含めた医療が必要な人達よりかなり少ない為、

財源という大きな問題が広がっています。

 

気持ちはあるけど、払う方も大変

受け取る方も十分ではない状態に、

選挙の度に自分なりの考えをまとめて投票しているのですが

越えなくてはならない問題が多過ぎるのですよね。。。

 

最初は、弱者を助けるための制度だったはずが

財源問題が生まれるとお金が正義のような、

税金を払っている方が偉いのではという思想が生まれてくるように感じます。

 

そういう思想が広がると、家庭内でも稼いでいる方が偉いっという価値感が生まれ、稼いでいない人の立場が弱くなってしまいます。

家事や介護、医療でも目に見えない労働を無償でしてくれている部分があるから成り立っている事って多いと思うのです。

この目に見えない部分を、対価というお金で表現できれば少しは社会が解りやすくなるのでしょうが、それがすごく難しいのも事実。

お金で買えないけど、なくてはならない物って気づくのに経験と時間がかかる事が多いのも事実。

 

当たり前の事って何もないって事は、

自分自身が色々な立場にならないと見えてこないものです。

 

がん検診の案内が届くまで

社会保障の大切さや有り難さを分かりながらも何となく人ごとに考えていました。

 

国の政策→家庭の調和→個人の幸せや安心

個人の不安→家庭の不調和→国の政策

 

個人の幸せに、国の政策は切っても切れないのだなと改めて感じました。

 

前澤さんのように世の中にインパクトのある事はできなくても

当事者意識を持って自分の意見を持ち、仲間や家族と話し合い、行動を買えてゆく事で

ゆっくり少しづつ、自分が変わり、家庭や職場での意識も変わり、社会、国、世界と

みんなが、納得して暮らせる世界が広がっていけるのかなと思いました。

 

届いた、一通のがん検診案内で、

人との繋がりや社会人としての自分のあり方を見直す機会に成りました。

 

 

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