心をクローゼットに感情を洋服に例えてみた

インナーチャイルドが癒えた後の世界

インナーチャイルドが癒えた後の世界で変わったことの一つに、

「自分の気持ちの置き場」が定まったという安心感があります。

それは心が落ち着いていて、然るべき場所にしっかり心を置いているという感覚です。

心をクローゼットに例えるなら、

以前の私はクローゼットの中が散らかっていて、どこに何があるのか全くわからない状態でした。

もし、誰かが突然クローゼットを開けたら、見せたくないものが乱雑に広がっていたり、必要なものが埋もれていてすぐに取り出せなかったりしていました。

焦ったり、恥ずかしい思いをしたりする事も多かったです。

 

今はクローゼットの中が綺麗に整理整頓されています。

必要なものをすぐに取り出せるし、見せたくないものはきちんと畳んで引き出しにしまっているので、急に扉を開けられても慌てる事はありません。

このように自分の心の状態が整っている感覚があります。

 

昔は、クローゼットの中がぐちゃぐちゃでも平然としている人こそ強い人だと思っていましたし、そういうクローゼットを見せ合える相手が親友だと考えていました。

しかし、今ではそれが正しくないと気づきました。

 

自分のクローゼットを整えることに集中する事で、自分の心の状態を正確に把握できるようになります。その上で、相手が必要としているものを譲ったり、自分が持ち過ぎているものを分けてあげたりできます。

逆に、整理されてないままだと、相手が困っていそうだから貸してあげた後に、服が直ぐに必要だった事に気づき、せっかく親切心で貸した行為が、「どう言って返してもらおうかと。」フラストレーションを貯める原因になったりしました。

 

整理されたクローゼットをもつと、こうした残念な事が無くなります。

さらに会話する時も、自分の心のクローゼットの状態を把握していることで、タイミングの良い時に最適な内容の話し合いができます。

例えば、「気に入っていた洋服なのに季節が巡るうちにサイズアウトしてしまったけど、そうしたらいい?」と聞いてみと、リメイク法を教えてもらえたり、

「この洋服には、こんなアクセサリーを買い足すと良いよ。」など必要なアドバイスを受け取ったりです。

 

インナーチャイルドを癒したからと言って、常に万能で元気一杯という訳ではありません。

疲れている時もあれば、上手くいかない時もあります。

 

でも、自分の状態を把握できるようになったことで、クローゼットを見せるべき相手もわかっているので不必要なエネルギーを使うことはなくなります。

心の状態をクローゼット例えると、自分の感情や経験が「洋服や小物」という事になります。

毛皮のコートをワイシャツ専門のクリーニング屋さんに出さないように、自分の心のクローゼットにある洋服を正しくお手入れをし、いつでも自分が心地よく着られるように整えることが大切だと感じてもらえると思います。

インナーチャイルドが癒えた後の世界は、このいつでも心地よく着られるメンテナンスされた洋服が適正量かかっているクローゼットそのものです。

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